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T 日本の学校制度の概要
 日本の学校制度は、戦前の複線型(分岐型)から、戦後アメリカの影響を受けた教育改革により、単線型に転換した。この学校体系を「6・3制」というのは、単に義務教育年限を6年から9年(6+3)に延長したというだけではなく、初等教育学校と中等教育学校が単線型として接続したことを意味している。
 だが日本社会の発展、高度化により、非義務教育学校への進学率が飛躍的に増大し(教育爆発)、画一的な学校制度では学習者の実態に対応できなくなり、高等専門学校や中等教育学校の設置等、単線型学校制度を一部修正する制度改革も進められてきた。
 日本は制度の法定主義が徹底し、現在学校教育法第1条に規定する10種の学校が「正系」の学校とされている。だが生涯学習社会に向けた学校の制度改革が進められ、社会教育、学校外教育との連携や「融合」が課題となり、それに向け た教育における規制緩和や制度運用の弾力化が進められている。

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