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T 日本の学校制度の概要
 戦後の教育改革により、9年間の義務教育に継続する単一の後期中等教育を担う機関として設置されたのが(新制)高等学校である。その後、高等専門学校や専修学校、また中等教育学校が制度化され、義務教育後の教育機関は多様化してきたが、高等学校自体もその就学率の向上や生徒の多様化により、制度的枠組みを多様にしてきた。
 制度設定時においては、いわゆる「高校3原則(小学区制、男女共学制、総合制)」が制度的な枠組みとされたが、その後見直しが進み、制度自体が多様化してきた。制度的な類型としては、a.授業の開設形態による全日制−定時制(昼間、夜間、昼夜)−通信制、b.修了認定形態による学年制−単位制(大学に準じた単位制以外は、学年制と単位制を併用)、c.主たる専攻による普通教育学科−専門教育学科−総合学科、d.教育のレベルの違いによる本科−専攻科(本科卒業後1年)−別科(中学卒業後1年)、に分けることができる。専門学科のほとんどは職業学科であり(他に理数科、英語科、美術科等)、職業学科は農業科、工業科、商業科、水産科、家庭科、看護科となっている。 (学校教育法→U−3 7)

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