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Z 学校と地域・保護者との連携
 学校とともに公民館や図書館などを含めて文教施設を複合化しようとするのが、学校施設の複合化である。文部省は、1991年3月、学校施設の複合化における施設計画、施設設計及び施設管理上の具体的留意事項を都道府県教育委員会に通知している。それによると、学校施設の複合化とは、「同一建物内又は同一敷地内に、学校施設と社会教育施設、文化施設、スポーツ施設その他の文教施設を、相互に機能的連携を保つ形態に整備することである」。その目的は、(1)地域における総合的な生涯学習基盤の整備、(2)学校教育の活性化を促すための学校教育環境の質的な向上、である。そして、その計画に際しては、児童生徒や地域住民の学習の場にふさわしい環境を確保する観点から、学校施設との機能的な連携や空間的な一体化が可能で、学習環境を高度化するようなものを複合化する対象施設として選択すべきであり、学習環境に生涯又は悪影響を及ぼす施設との合築は避けることとしている。また、1997年10月の学校の「複合化及び高層化に伴う学校施設の計画・設計上の配慮について」では、「良好な学習環境や安全性を確保する方策、公共施設の利用者が利用しやすい建物とするための配慮などを開設したほか、高齢者福祉施設との複合的整備では、児童・生徒と高齢者の交流を想定して計画することなど」が指摘されている。

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