CRICED University of Tsukuba

筑波大学教育開発国際協力研究センター Center for Research on International Cooperation in Educational Development

2024.3.6

第12回東南アジア教育大臣機構 SEAMEO-筑波大学シンポジウムを開催:生成型AIの教育活用が主題

 第12回東南アジア教育大臣機構 SEAMEO-筑波大学シンポジウムが、令和6年2月27日、28日に開催されました。コロナ禍下3年間のオンライン実施を経て、今回、初めてハイブリッド形式で行われました。 オンサイト会場となった筑波大学東京キャンパスには SEAMEO の26センターのセンター長を中心に40名が集まり、知見を共有しました。 また、今回は新たな取り組みとして、オンライン参加者への同時逐次通訳をインドネシア語、カンボジア語、タイ語、マレー語、ビルマ語で行うとともに、配信環境の異なる中国へも別途配信を試みました。

 文部科学省後援、主題 Challenges and Ways Forward in the Era of Generative AI with Reflection on 25 Years of 21st Century Education の下、27日の開会式では、池田潤 副学長、Datuk Habibah Abdul Rahim (ハビバ アブドゥル ラヒム)SEAMEO 事務局長、北山 浩士 文部科学省大臣官房国際課長が本会議の意義を述べられました。主題に関連して、7つのパネルセッションと3つのブレイクアウトセッションが実施されました。 加えて特別セッション、文部科学省 SEAMEO-Japan ESD Award セッションでは、大臣官房国際課 水野俊晃 室長が、Award の概要をご説明され、受賞機関より報告がありました。 本学と SEAMEO 協働実施の国際共修 SEA-Teacher プログラム特別セッションでは、本学学生を含む 12 名が貢献しました。本学からは、人間系 礒田正美 教授、生命環境系 野村名可男 准教授、附属坂戸高校 吉田賢一 先生が貢献し、国際局森尾貴広 教授がモデレータを、国際局 石原奈保 職員がファシリテータを務めました。また、医学系から大庭良介准教授が JV キャンパスについて、辻村真貴 マレーシア海外分校設置準備室長が新設のマレーシアキャンパスについてのアナウンスを行いました。 閉会式では、主催組織 SEAMEO、Habibah 事務局長からは、生成型 AI の活用を一層促進する上での共通課題が共有されたことが成果として確認され、教育開発国際協力研究センターCRICED 礒田センター長からは、お礼の言葉が述べられました。
 事前参加登録者は60か国から 14,380 名、終了時点での YouTube 視聴件数1日目 12,245件、2日目 7,286件の視聴がありました。盛況の下、終了することができました。

※YouTube 上、事後累計視聴件数は、昨年第 11回シンポジウムの場合 47,013 件、一昨年第10回の場合111,530件と増大しています。第12回も広く視聴いただけることが予想されます。

第1日目 URL:https://youtube.com/live/YstRHNmVMoQ?feature=share
第2日目 URL:https://youtube.com/live/qRRaEj3tt10?feature=share

※Journal of Southeast Asian Education: Official Journal of SEAMEO は、本シンポジウム主題に関連する特集号への投稿を募集しています。

<関連リンク>

第12回SEAMEO筑波大学シンポジウム 会議サイト
https://www.criced.tsukuba.ac.jp/math/seameo/2024/

筑波大学教育開発国際協力研究センター ウェブサイト
https://www.criced.tsukuba.ac.jp/en/

SEAMEO事務局 会議サイト
https://www.seameo.org/Main_programme/447