2024.04.24
CRICEDがComputational Thinkingをテーマに第17回APEC筑波大学国際会議を開催
筑波大学教育開発国際協力研究センター(CRICED)は、4月18日、第17回 APEC筑波大学国際会議(文部科学省 後援)を開催しました。
本会議は、2006年以来、APEC人材養成部門プロジェクトを協定校タイ・コンケン大学 と CRICED が協同推進する一環として、実施されてきました。
本年度のプロジェクト主題は Online Workshops for Lesson Study 2.0: Unplugged Computational Thinking in APEC Economiesであり、
第1回目である今回のワークショップでは、初等教育レベルに焦点を当て、具体的なブックレットの開発と併せて、「コンピュータを使わずに計算思考を育てるには?」「どのような情報教育の内容が小学校レベルに適しているか?」「それらの授業を既存のカリキュラムに合わせるにはどうすればよいか?」という問いに応えることを目的としました。
開会式では、池田 潤 副学長(国際担当)が、本学CRICED が プロジェクトを通じて、人材育成分野で堅固な協力ネットワークを築いてきたことを述べられ、文部科学省 大臣官房国際課 小松﨑 靖隆課長補佐、APEC 人材養成部門教育ネットワークコーディネータ Yuchi Zhao(ユチ・ ザオ)氏が Computational Thinkingの活用の意義を述べられました。
APEC 域内 13エコノミーから貢献があり、本学からは人間系 礒田 正美 教授が数学教育におけるComputational Thinkingをテーマに基調講演を行いました。
続いて、ブックレットの事例を利用し、児童がどのように考えるかに焦点を当てたパネルセッションが行われました。
最後のセッションではAPECエコノミーから、ブックレットへのコメントがあり、テーマであるUnplugged Computational Thinkingについて様々な視点から知見を深めました。
なお、今回の会議の成果はCRICEDが実施するSEAMEO(東南アジア教育大臣機構)の教師教育ネットワークを通じて配信予定です。
また、今年11月にはタイ、コンケン大学にて、第2回目のワークショップを開催予定です。
写真1:開会式・基調講演

写真2:パネリスト・コメンテーター

<関連リンク>
第17回APEC国際会議ウェブサイト
https://www.criced.tsukuba.ac.jp/math/apec/2024/
TUAN Topics:ニュース記事
https://www.bgi.sec.tsukuba.ac.jp/post-tuan/tuan-topics20240423/
筑波大学教育開発国際協力研究センター(CRICED) ウェブサイト
https://www.criced.tsukuba.ac.jp/en/