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X 学級経営・生徒指導
 多様で複合的な要因によって生起している不登校には、個別的に対応するしかない。その場合、「学校へ行くことがすべての児童にとって絶対によいこと」とは言い切れない現状の存在も視野に含める必要がある。しかし、学校に行きたいという思いをもっているのに行くことができない児童が少なくない。そのような児童には、学校生活への適応を図り、やがては教室に入ることができるようにするための措置が必要。
 「教師による家庭訪問」は、不登校児童生徒の状況について、家庭との連絡・情報交換をしたり、教師が本人と話をしたりするために行われる。「保健室登校」は、学業や友人関係のプレッシャーなどを原因とする場合、「教室には入れないけど学校には行きたい」という児童生徒への対応策としてとられている。「適応指導教室」は、不登校児童生徒が学校の代わりに通う場所として市町村教育委員会等が設置し、学校に通うことができるようになるための指導・援助を行う。「スクールカウンセラー」については別の項目で 解説する。

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