17 “T 日本の学校制度の概要” 前のスライド 次のスライド ENGLISH
T 日本の学校制度の概要
 中等教育機関としての中学校と高等学校は、中等教育としての共通性や高等学校への進学率が97%にもなる状況において、前者が義務教育機関として公立校は市町村が設置し、後者は非義務教育機関として公立校は主に都道府県が設置し、両者の連続性が保障されてこなかった。またこれまでに「全入運動」があったものの、高等学校への入学には学力検定が必要とされ、中学校教育への弊害が問題とされてきた。他方で、私立学校では中学校と高等学校を一貫したものが多く、都市部では「公立離れ」が進んできた。
 こうしたことから、1998年に学校教育法の改正により、10番目の1条校として設置されたのが中等教育学校である。それは修業年限を6年とし、前期課程3年と後期課程3年とに分けられ、課程の途中において中学校、高等学校へ転編入することは可能であるが、6年一貫の教育課程を 特徴としている。

この教材に関する質問・意見はこちらへどうぞ

kamada@criced.tsukuba.ac.jp

筑波大学教育開発国際協力研究センター(CRICED)
〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1