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[ 教員資格・養成・任用・研修
 現代の学校経営改革は、学校の管理者から教育事業の経営者、教育の専門家に加えてマネジメントの専門家として校長像の転換を促している。教育事業を経営するためには、校長自ら学校づくりのビジョンと戦略をつくる必要がある。これを可能にするには、教育だけでなく、それ以外の人間社会を考え、学び広い視野と深い洞察力を持つ必要がある。また学校経営計画、学校評価などについての専門的知識と技能が求められる。
 こうした知と技を身に付けるためには、経験やOJT、行政研修によるだけでは限界がある。こうした知や技は、大学院と連携して身に付けることが重要である。その形態は、大学院教育による育成のほか、大学院と教育委員会が連携して行う研修による育成がある。スクールリーダー大学院(教職大学院など)を設置して校長を養成する機運が高まってきた。岡山大学、千葉大学にはすでにその種の大学院が設置された。筑波大学も「スクールリーダーシップ開発専攻」を2006年度開設に向けて準備している。

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