CRICED University of Tsukuba

筑波大学教育開発国際協力研究センター Center for Research on International Cooperation in Educational Development

2025.2.6-7

第13回東南アジア教育大臣機構 SEAMEO-筑波大学シンポジウムを開催:AIとデータサイエンス時代における問題解決型学習(PBL)への転換が主題

 第13回東南アジア教育大臣機構 SEAMEO-筑波大学シンポジウムが、令和7年2月6日、7日に開催されました。 昨年度に続き2回目のハイブリッド形式で行われました。 筑波大学東京キャンパスには SEAMEO 26センターのセンター長、SEA-Teacherパートナー校の教職員と学生、国内外の教育機関、非政府組織、インドネシアの研究者ら総勢約80名が集まり、知見を共有しました。 オンライン参加者への同時逐次通訳を、日本語、インドネシア語、タイ語等複数の言語で行いました。

 文部科学省後援、主題 Transforming Education to Problem-Based Learning in the Era of AI and Data Sciences の下、7日の開会式では、池田潤 副学長、Juan Edgardo ‘Sonny’ Angara (フアン エドガルド ソニー アンガラ)SEAMEO評議会議長兼フィリピン教育大臣、Datuk Habibah Abdul Rahim (ハビバ アブドゥル ラヒム)SEAMEO 事務局長、北山 浩士 文部科学省大臣官房国際課長が本会議の意義を述べられました。 主題に関連して、5つのパネルセッションと2つのブレイクアウトセッションが実施されました。 本学と SEAMEO 協働実施の国際共修 SEA-Teacher プログラム特別セッションでは、パートナー校より教員と学生が貢献し、多文化な環境のもとで実施する教育実習の持つ魅力や挑戦について、活発な議論が交わされました。

 本学からは、人間系 礒田正美 教授、生命環境系 野村名可男 准教授、マレーシアキャンパスより PBLを先導する望山洋 システム情報系 教授が貢献し、国際局 石原奈保 専門業務職員がファシリテータを務めました。 本学の活動として、医学系から大庭良介教授が JV キャンパスについて紹介、マレーシア海外分校マレーシアキャンパスの学生生活の様子をビデオで紹介しました。 閉会式では、主催組織 SEAMEO、Habibah(ハビバ)事務局長から、AIとデータサイエンスの時代の教育において問題解決型学習(PBL)促進していく上での共通課題が共有されたことが成果として確認され、教育開発国際協力研究センターCRICED 礒田センター長からは、お礼の言葉が述べられました。

 事前参加登録者は80か国から 13,874 名、YouTubeとFacebookでのライブ配信 合わせて25,000件以上の(1日目 11,374件、2日目 5,580件、Facebook 14,000件)の視聴がありました。盛況の下、終了することができました。

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